ご挨拶
会長年頭所感
中込武文(甲信食糧㈱代表取締役)
新年あけましておめでとうございます。
新しい年を迎えるにあたり業界関係各位に謹んで新年のお慶びを申し上げます。
また、日頃は会の運営にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年は、物価高騰や物流問題、人手不足といった多くの課題を抱える一年でした。私たちの生活に大きな影響を与えており、企業においても適正な経営環境への対応が必要とされています。そのような厳しい環境の中で日給連の事業の柱である推奨事業での実績は、コロナ前の2019年度比較すると伸長しております。値上効果以上の成果を得ることができたのは、ひとえに会員の皆様の不断の努力と、特別会員の方々からのご支援のおかげであり、心より感謝申し上げます。
日給連では管理者夏季研修会を通じて各会員が抱えている課題解決に会全体として取り組めるよう、研修会を実施しています。昨年は『若者の実態と仕事に対する思いを考える』をテーマに若者の考えと採用に向けてどのような環境を整えればいいのかを学びました。
また、学校給食への納品に関する課題について、給食関連三団体(学流協・全給協・日給連)としては委員会を開催し、学校給食におけるサステナブルな商取引の整備に向けての取組を開始しています。課題についての調査を各会員へ実施し、改善内容につて検討を進めており、段階を踏んで関係する各省庁のご指導をいただきながら、安定的な給食食材の提供継続に向けた活動を行っております。
近年、業務のデジタル化が進展し、働き方も大きく変化しています。特にこれまで紙に頼っていた業務を見直し、デジタルツールなどを活用することで業務の効率化を目指すことが可能となります。また政府は学校業務のDX化を推進しており、2025年度中にFAXの使用を原則的に廃止する方針を打ち出しています。当会ではアナログ業務を見直すことが人手不足への対策にもつながると考えており、会員全体への生産性向上を目指した取り組みを進めて参ります。
最後になりますが、業界各位の益々のご繁栄とご健勝を祈念致しまして新年のご挨拶とさせていただきます。